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令和8年分の確定申告:期限と1年間の流れをわかりやすく
「確定申告は毎年ぎりぎりになってしまう」という人は少なくありません。やることの順番と期限さえ押さえておけば、作業は一気に楽になります。この記事では、令和8年分(2026年1月〜12月の所得)の確定申告について、期限と流れを順番に整理します。
令和8年分の期限
| 項目 | 期限 |
|---|---|
| 所得税の申告・納付 | 令和9年(2027年)3月15日(月) |
| 個人事業者の消費税の申告・納付 | 令和9年(2027年)3月31日(水) |
| 振替納税の引落日 | 令和9年4月中旬〜下旬(国税庁が確定次第公表) |
申告書の受付は例年2月16日から始まりますが、e-Taxなら1月から送信できる場合もあります。還付を受けるための申告は、翌年1月1日から5年間出すことができます。
期限は国税庁「主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日」で確認できます。振替納税を使うと、納付期限より1か月ほど後に口座から引き落とされるので、資金繰りに余裕ができます。
確定申告が必要な人
代表的なのは次のようなケースです。
- 個人事業主・フリーランスで、所得税がかかる程度の所得がある人
- 会社員で、給与の年収が2,000万円を超える人
- 会社員で、給与(と退職所得)以外の所得の合計が20万円を超える人(副業など)
- 給与を2か所以上から受け取っている人の一部
「副業の所得が20万円以下なら申告不要」というのは所得税の話です。住民税には20万円ルールがないため、市区町村への申告が別途必要になることがあります。
ここで言う「所得」は売上そのものではなく、売上から経費を引いた金額です。
1年間の流れ
- 日々の記帳(1月〜12月)
売上と経費を、発生した都度記録します。レシートや請求書もあわせて保存します。月に一度まとめて入力する習慣をつけるだけで、年明けの作業量が大きく減ります。 - 年末の整理(12月〜1月)
売掛金・買掛金の確認、在庫の棚卸し、減価償却費の計算、家事按分(自宅兼事務所の家賃など)の割合の確定を行います。 - 書類の収集(1月〜2月)
国民年金・国民健康保険の支払額、生命保険料控除証明書、ふるさと納税の受領証明書、医療費の明細など、所得控除に使う書類を集めます。 - 決算書・申告書の作成(2月〜3月)
青色申告なら青色申告決算書、白色申告なら収支内訳書を作り、確定申告書と一緒に提出します。 - 提出と納付(3月15日まで)
e-Tax・郵送・税務署への持参のいずれかで提出し、期限までに納付します。
提出方法の比べ方
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| e-Tax | 自宅から24時間提出できる。還付が早い傾向。青色申告の65万円控除の要件になる |
| 郵送 | 消印の日付が提出日になる。控えが必要なら返信用封筒を同封 |
| 税務署へ持参 | 時間外収受箱も利用できる。申告時期の相談会場は混みやすい |
令和9年分からは、青色申告で65万円・75万円の控除を受けるにはe-Taxでの申告が必須になります(青色申告特別控除の改正)。今のうちにe-Taxに慣れておくと安心です。
期限に遅れたらどうなるか
- 無申告加算税:期限後に申告すると課される場合があります。自主的に早く申告すれば軽くなる仕組みです。
- 延滞税:納付が遅れた日数に応じてかかります。
- 青色申告の控除:期限内申告が要件なので、期限を過ぎると65万円・55万円の控除が受けられず、最大10万円になります。
遅れてしまった場合でも、気づいた時点でできるだけ早く申告・納付するのが負担をいちばん小さくする方法です。
よくある質問
- 確定申告をしたら、住民税の申告もしなければいけませんか?
- 所得税の確定申告をすれば、その内容は市区町村に連携されるため、住民税の申告を別に出す必要はありません。確定申告をしない人が住民税の申告を求められるケースがあります。
- 副業の所得が20万円以下でも申告が必要なことはありますか?
- 医療費控除やふるさと納税などで確定申告をする場合は、20万円以下の副業所得も含めて申告する必要があります。また住民税には20万円ルールがありません。
- 提出した申告書に間違いがあったら?
- 申告期限内なら、正しい申告書を出し直せます。期限後に税額が少なかったとわかった場合は「修正申告」、多すぎた場合は原則として期限から5年以内に「更正の請求」をします。
- 還付だけを受けたい場合も3月15日が期限ですか?
- 還付申告は、翌年1月1日から5年間提出できます。ただし、納税が必要な人は3月15日が期限です。
まとめ
- 令和8年分の所得税の期限は令和9年3月15日、消費税は3月31日。
- 副業の20万円ルールは所得税だけ。住民税は別に申告が必要な場合がある。
- 日々の記帳を習慣にすれば、申告時期の作業は「書類を集めて入力するだけ」になる。